2010年12月05日

銀竜草とガーデンズ文学カフェ

先日鹿児島でガーデンズ文学カフェというイベントに参加してきました。
お題は「西の魔女が死んだ」
その中で盛り上がった銀竜草
鹿児島でも咲いているところがあります。
薩摩川内市入来の銭積石という遺跡のある山頂付近です。
近くには岩下仙峡というまるでラピュタに出てくる水のシーンのような段々になった滝や
棚田など見所満載の場所ですので
ぜひいってみて下さいね。
普段ラジオテレビのない生活が長かった私にとって読書はライフライン
とても興味シンシンでいってまいりましたが
すばらしいイベントでした。
学生さんたちがすべて進行を考えたということでしたが
いろんな年代の方がいらしていて
でも 同じ本を読んでいるというだけで
知らない方といろんな話の花が咲きました。
まったく知らない方に時々心の琴線をジャブされたりして、スリリングだったり。
同じことに全く正反対の感じ方をしていたり。
お題が児童文学だった(わたしはこのイベントに参加するまで全然気がつきませんでしたが)ので
若い頃の恥ずかしさを思い出したり。

このイベントは面白いです。
ぜひ次回参加をおすすめします。
同じ本を読んでさえいればだれでも参加できます。
読んでなくても参加できますが
読んでいた方がおもしろいなぁ。絶対。

お題が プルーストの「失われた時を求めて」だったら
どんな方がこられるかしらとか、
いろんなことを考えてたのしかったなぁ
珈琲もすごくおいしくて
2時間あっという間でした。

まいのおじいさんが好きだった銀竜草。
そっくりの銀竜草もどきの詩をご紹介します。

Emily Dickinsonの詩です。

White as an Indian Pipe
Red as Cardinal Flower
Fabulous as a Moon at Noons
Febuary Hour-

銀竜草擬のように白い
紅花沢桔梗のように真っ赤な
昼の月のように寓話じみた
2月のひとときかな   (訳 川名澄さん)


銀竜草の白さは本当に不思議な白さです。
朝はおとぎ話の妖精の白いドレスのように輝く白さですが
午後はまるで冥界の花ようです。
まいのおじいさんは鉱物の精といっていましたが
確かに鹿児島で見かけるところは
隕石が落ちて山になり
錫などのかつて鉱山だったような場所
エミリの北東アメリカの2月のひとときは
銀竜草擬のように白かったんですね。
これは実際の銀竜草擬の白を見て欲しいですね。
きっと見る人でぜんぜんちがっているのかな。


銀竜草擬と銀竜草はそっくりですが、
違いは
擬のほうがスマート。
秋に咲き、上をむいたまま花が終わり(刮ハ)

銀竜草は初夏に咲き、横をむいて終わります(液果)

おもしろいのはこれは日本で咲く時期で、
エミリのいたアメリカの北東部では擬は初夏に咲きます。

ちなみにわたしのすきな、ばさっとかっこいいエミリの詩はたくさんありますが

”Faith" is a fine invention
For Gentlemen who see!
But Micoscopes are prudent
In an Emergency!

”信仰 ”はすてきな発明です。
お判りになる皆さんには
でも 顕微鏡でお確かめください
まさかのときには   
(訳 川名澄  「わたしは誰でもない」より)

しゃきと背筋がのびるけど
官能的で立体感のある詩は
日本だと石垣りんさんや茨城のり子さんの詩を思い出しますね。

「西の魔女が死んだ」は
そのイベントで印象に残るシーンはと聞かれ
思い出すと
それがたくさんあって
びっくりするほどでした。
梨木さんの筆の力を感じました。

現代の子育てや社会問題に
こういう視点もあるよと
逃げ道を提示するような
児童文学とあるけれど
これは大人のためのものだと思いました。

3回で1シーズンのガーデンズ文学カフェ
本当に楽しかったです。ありがとうございます。
次回が楽しみです。

今日は眺めのいい山の頂で凧揚げ。
上空の風をつかまえ高く高く。糸を継ぎ足して。
凧は空に居たがったので息子にかわり
読書の本を持つ私の右手に凧の糸。
素晴らしい天気と素晴らしい紅葉と
時折の凧からのテンションを感じながら
ソロー森の生活の音の章と
ガーデンズ文学カフェを思い出しながらエミリの詩集。
たのしかったなぁ。神様に感謝です。
posted by s at 21:44| 鹿児島のおすすめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

たゆたう

かごしまには すてきなとこ たくさんありま〜〜す!
すこしずつ ご紹介させてくださいね 

 トップバッターは 『たゆたう』という お店です。

02210004 (1).jpg

場所は鹿児島天文館 キャバルボのある通りのkcプラザのビルの
前のビルの一階です。営業時間は12時から24時

 ここは 小さい連れの友人である中間さんのこだわりのおみせ
ひとことでいうと
  プレタじゃくなくて オーダーメイドな珈琲屋さん
 
 はじめて ブレンドを頼んだとき 豆を挽いてから
にゃんと シェイカーでブレンド びっくりしてたら
 こんどは おいしいさで もいちど びっくりっ!

 珈琲をいれるすべての所作が美しくみとれます。
 焙煎もされてますので 豆も買えます。

でも 肩のちからがぬけた いつもなにしてても
楽しそうな中間さんは、もうそれだけで癒しの存在
ミュージシャンでもあります。(かっこいいよっ!)

 わたしのように お酒も飲めない 
珈琲も一日一杯が限界のへたれでも、
友人と遊びにいける希有なお店 
24時まで本格珈琲が飲めるのも貴重だし、
あと 私が大好きなのが冬メニュー
去年はいろんなスープで今年は そばとゆどうふ
これが うまいっ!

 ひとことでいうと
 手のこんだ 母の味 冬の寒く乾燥しがちな私の心を
 芯からあっためてくれます。(笑

ぜひ 遊びにいってみてくださいね
  


 
ラベル:コーヒー
posted by s at 02:37| 鹿児島のおすすめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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